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建物の構造形式

建物の構造形式は工場で製品化されたコンクリートパネルと、現場で打設するコンクリートの合成からなるハーフプレキャストから、さらに工場製品化率を高めてより合理化したラーメンプレキャストへ急速な工業化工法の進展がみられる。ただし、依然として漏水、排水不良、在来工法部分のひびわれ、プレキャストパネルジョイント部の不良など、建物の詳細部における初期欠陥は跡を絶たない。建物を区分所有するという形態は、利便性の反面、オーナーが単体であるホテルには究極のところでなり得ない構造的な基盤を先天的に持っており、さまざまな欠陥問題を、繰り返し発生させている。ただし、現象は従前の中古マンションと同じでも、それを発する建物の形態が違っている。同じ一〇〇戸の規模であっても、中高層建物と超高層建物ではそこに生活する人たちの建物に対する人体的スケールが違う。超高層中古マンションでは、居住者が建物全体を把握することはほぼ不可能で、自分が住んでいるのとは違う階は、郊外の団地型中古マンションの別の棟より感覚的に遠い存在である。建物の形態が、部分と全体の連続性をヒューマンスケールの上で拒否しており、このことからすると将来の再開発どころか、大規模な修繕工事の実行すら容易でない事態を予想させるのである。建物の機能が多用途に分断され、個別化され、全体がみえづらくなったものに対して、多数決による集会を中心とした運営が機能するのかという背理を内在させているのである。

[参考サイトのご紹介]
かたつむりのオークラヤ住宅公式サイト
http://www.ohkuraya.co.jp/> 中古マンション売却の方